神は細部に宿る。（ミース・ファン・デル・ローエ）
巨大な製造物を支える、精緻なる技術。

「東北ネヂ製造株式会社」のルーツは、炭田坑内の軌条（レール）締結や、坑内の機器設備を取り付けるための製品を作っていた『炭坑機器製造組合 ボルト工場』です。

そこで要求されたのは、坑内という特殊な環境下で人命を守る確かな品質。

その後、需要の変動に応じて、さまざまな製品を作るようになりましたが、創業当時の品質に対する厳しさは、脈々と受け継がれています。

弊社は国内トップ級の技術力を有する熱間鍛造のボルトメーカー。通常のボルト、金属加工製品から特殊ボルトから金属加工製品も扱い、厳しい品質管理、LOWコストの中で成長してきた会社です。販売部では各種在庫製品を取り扱っています。

製造するボルトの種類は約3万種。ボルトの直径は、最少8mmから最大110mmまで、長さは用途ごとにまちまちで、岩壁に建てる電波鉄塔の基礎部分をつなぐ11mのボルトが最も長い製品です。

1台で数千万もする高額な機械や、独自に改良した特殊な工作機械で、機械ごとに担当の従業員が張り付き、多品種を同時並行で製造しています。ボルトの種類ごとに素早く機械設定を変更し、勤続20年を越える熟練工や若い従業員に技術を継承しながら、高い技術力で機械を稼働させ手作業で製造しています。

ボルト自体の強度を高める技術においても妥協を許さない徹底管理。弊社の技術水準を「巨大な建造物を支える精緻なる技術」と標榜され、台湾の新幹線工事には、レールを止める部品ボルトを150万本も大量納入しています。海外においてもこれまでに多くの実績を納めております。

製品は大別するとレール用、土木用、機械構造用、建築用の4種類で、我が社のボルトは、見えないところで会社を支えていると自負しています。

工場内は工作機械の稼働音が響く中、鋼材を溶かす熱で蒸し返し熱気むんむん、窓や扉を開け大型扇風機を回しても、帽子や軍手をつけて作業する従業員たちは汗びっしょり、したたる額の汗を拭いながら頑張る従業員たちです。